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ミィーちゃんとの出会いと別れ

にわか雨が降った。

表面だけで、畑の土地は乾いているけれど、それでも少しだけ暑さが和らいだ。

朝刊を今読んだ。

倉橋三郎さんの「心にいつも土佐の風」のコラムに野良猫ミィーちゃんとの衝撃的な出会いと別れの記事が載っていた。

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十数年前の春も終わりのころ、ノラ猫ミィーに出会った。長い時間椅子に座ったまま、桜の花びらを描いていたので持病の腰痛が気になり、少し運動をと外に出た。時間は夜の11時。ふと10メートルぐらい先の道路上を白っぽいものが動いているのに気付いた。よく見ると大きなビニールのゴミ袋が道を横切っている。「なんだ?」と少し身構えて目を凝らすと、黒っぽい子猫がゴミ袋をひきずっているのだった。

こちらに気がついて目が合い、猫は一瞬止まった。

「なあんだ猫か・・・、ビックリした」と安心して思わず微笑んでしまった。

それがノラ猫ミィーとの出会いであった。今思えば衝撃的で、不覚にも恋に落ちたかのようだった。ミィーも「あら、なんだか私に気があるみたいね」と思ったのか、明くる日制作室の玄関に、“手足”4本をきちんと並べ、茶色と黒の縞々の体をちょこんと乗せて座っていた。

「えっ来たの?」思わず話掛けたら、ミィーは目を細めて小さくニャアと鳴いた。訪問客を高知県人としては放っておけず、煮干しや冷蔵庫にあった干物をレンジで少し温めて接待した。

少しずつ距離が縮まり玄関の中に入るようになり、「ミィーちゃん」と呼ぶと必ず返事をした。

・・・・・中略・・・・・

別れは出会いの時のように突然だった。都心での出版パーティーに出席した夜の事、制作室のすぐ手前でトラックが猛スピードで走り去り異様な声が聞こえた。道路の脇でミィーがもがいている。まさに今、あの車にひかれたのだ。・・・・中略・・・・

制作室からとってきたバスタオルに包み、名前を呼びながらだんだん小さくなる反応に私たちは周りも構わず泣いた。何度も何度も「ミィーちゃん」と呼んで泣いた。ミィーはKに抱かれて逝った。明くる日ミィーと一緒に歩いた多摩丘陵の南山に穴を深く掘り埋めた。

次の年そこから私の大好きなヤミユリが咲いた。

・・・記事を読んでいるうちに涙がでてきた。

我が家にも猫が2匹いる。

彼らとの出会いもまた、偶然というより運命的なものを感じている。

猫にはそれぞれ個性がある。

三毛猫ポロは17歳でおばあさん猫だが穏やかな性格。食欲はあるが最近、時々おもらしをするようになった。庭先の涼しいところで寝ている時は思わず「ポロ」と呼んでみる。

頭をあげてこちらを見るとホッとする。

ペットは最後まで責任をもって看取る。それは彼らから無償の愛をいただいているのだから・・・・。

 

 

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