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星明かり

今日の高知新聞2面の「話題」に「やなせたかし」さんの戦後間もないころの、幼い日の思い出をもとに描いたと思われるラジオ用原稿「朝やの星」が見つかったという記事があった。

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主人公の「僕」には家族の中に居場所がないと感じていた。

そんなとき「朝や」というお手伝いさんが、気づいていて陰に日向に包み込むような優しさに幸福感がにじむ。

星の降る夜、眠気を催した「僕」を背負って家を抜け出し、駄菓子屋へ連れて行ってくれたという。

やなせさんは5歳で父を亡くし、母と別れたのは小学2年生の時だった。身を寄せた親類の家で、さみしさを募らせたのも無理はない。

今を生きる子供たちの中には、親と一緒にいられなかったり、たとえばそばにいても心を通わせあうことができなかったり、様々な状況があることだろう。

生きることが孤独な時間をさけられないものだとしても、せめて誰かがその孤独に気づき、手を伸ばしてくれることがあれば、小さな勇気の支えになるかもしれない。

70年近い時を経て現れた原稿は、星明りとなって、そう教えてくれているようだ。

・・・父母の愛がなくても、幼い時に愛されたという記憶があれば人は優しくなれる。

困った人に自分の顔をたべさせる「あんぱんまん」は、まさに「やなせさん」そのものなのだと。

  

  

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