« 春の農作業 | トップページ | 旅の準備 »

じぶんの木

昨日の高知新聞「小社会」より

Photo


樹齢数百年といわれる巨木を前にすると、人は言いようのない畏怖の念を抱く。

同時に、年老いた懐かしい友のような親しみも覚える。

大川村の大座礼山でブナの巨木に出会った大川村中2年生、川田憶澄さんもきっとそうだったろう。

本誌「読もっか週刊中学生」に先日連載された作文。

周りの木を圧倒する存在感に驚き感動した。気が遠くなるほど長い年月、登山者や獣、自然の変化を見ながら成長してきただろう命の歴史にも思いをはせている。

山村留学生の川田さん。時々授業に集中できずグダグダしたり、まじめで根気強い旧友と比べて悔しい気持ちになったりもする。

そんなときに思う。根を深く深く伸ばし底力のある、あのブナの巨樹のようになりたい、と。

人にはそれぞれ「自分の木」と決められた樹木が森の高みにある。

人の魂はそこから降りて人間の体に入り、死ぬときにまた自分の木に戻っていく。

作家の大江健三郎さんが古里愛媛の伝承を基に、いくつかの作品に書いている。

川田さんにとって大切な自分の木が大座礼山のブナの木なのだろう。

それは何を目標にどう生きるか、道に迷った時には原点や初心を思い出させてくれる羅針盤のようなものかもしれない。

一雨ごとに木々の新芽が伸びる季節。日本一人口の少ない山村で、子どもたちが雨の滴を載せた若葉のようにむずみずしい感受性を育んでいる。そのことがとても大切に思えてくる。

・・・・5月から市内小中学校への絵本の読み聞かせが始まる。

「大きな木」「いのちの木」「じぶんの木」・・・・よく読んでいる本でもある。

「自分の木」は高学年に読もうと思っている。

 

 

 

人気ブログランキングへ     ブログ村 高知

クリックありがとうございます。更新の励みになります(^-^)

« 春の農作業 | トップページ | 旅の準備 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1248326/59714822

この記事へのトラックバック一覧です: じぶんの木:

« 春の農作業 | トップページ | 旅の準備 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ランキング

  • ↓クリックお願いします(^^♪

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

他のアカウント